調整・調声はどのようにすればいいでしょうか?
まず、込み入った調整に取り掛かる前に歌いやすい楽譜を制作することが重要です。最終的に生成される歌声の品質は入力した楽譜によって大きく左右されます。シンプルで人が読みやすい楽譜を心がけ、カラオケ譜面・メロディ譜面のように記譜すると自然な歌い方に近づきます。
また、母音脱落や二重母音などのテクニカルな記法も品質向上に有効です。詳細は関連FAQをご覧ください。
一通り楽譜を入力したら、一度音声を出力してみましょう。もし最初のテイクで上手くいかなかった箇所もリテイク(再生成)を行うことで改善されることがあります。通常のボーカルファイルと同じように各テイクをファイルごとに分け、気に入ったテイクを繋げることで、より完成度の高いトラックを作り上げることができます。
BGMや各種エフェクト(EQ、コンプレッサー、リバーブなど)と合わせると歌声の印象が大きく変わります。DAWで簡単にミックスを行い、全体のバランスを確認してみるのもおすすめです。
さらに込み入った調整・調声を行いたい場合は別途編集ツールをご利用ください。
ボーカル補正ソフト(DAW付属や市販のもの)を使えば、ピッチ・タイミング・フォルマントなどの細かな調整が可能です。これにより一般的なボーカル編集と同じような制作フローでプロフェッショナルな調整ができます。
・参考(5大ピッチ補正ソフトを徹底検証!)
その他にも「ボーカル編集」などと検索していただくと、ボーカル補正ソフトに関する多くのガイド・TIPSが入手することができます。
また、Windows版であれば、Sig様製作のNEUTRINO調整支援ツールというGUIを使うことで、よりダイレクトにNEUTRINOのピッチ・タイミングの調整が行えます。リアルタイムレンダリングにも対応しており、調声結果をすぐに確認できます。もしよろしければお試しください。