FAQ

NEUTRINOプロジェクトについて (13)

公序良俗に著しく反する表現や、キャラクターのイメージを著しく損なうような変更でなければ、問題なくご使用いただけます。適切な範囲内での表情変更などは自由に行っていただけます。

NEUTRINOプロジェクトのキャラクター「めろう」「ナクモ」「ソウマ」「ルノ」のライブラリで出力した音声データは、商用・非商用問わず音楽およびオーディオの制作にご利用いただけます。こちらは一般的なソフトシンセ音源(ボーカルソフト系の音源では無く)と同等の扱いと考えていただいて問題ありません。利用報告や名称の記載も任意となります。

詳細については、以下のページ内の各キャラクタの「歌声ライブラリ・音声利用について」をご確認ください。イラストの使用に関しては「キャラクター・イラスト利用について」の項目をご覧ください。

NEUTRINO 第一世代(Electron)は、2022年4月に正式版としてリリースされました。

開発の経緯

  • 2020年2月に初版をリリースし、その後多数のアップデートを実施。
  • v0.1〜0.3:基本機能の実装を行い、歌声合成の基盤を確立。
  • v0.4:歌声ライブラリの種類を拡充し、より多様な表現が可能に。
  • v0.5:正式リリースに向けた改良・最終調整を実施。

NEUTRINO v1.0の改良点

  • 音声生成部「NSF」の新バージョンを搭載。
  • これにより、さらに高品質な音声生成が可能となった。

Electron / エレクトロンのリリースにより、NEUTRINOは正式版として安定し、より高品質な歌声合成を実現しました。

NEUTRINO 第二世代(Muon / ミューオン)では、アルゴリズムやモデルの全面的なリニューアルを実施しました。

1.最新の生成AI技術「Diffusionモデル」を採用

より肉声感のある、歌唱表現豊かな歌声の生成が可能になりました。従来よりも安定性が向上し、ビブラートなどの歌唱表現も自然になっています。

2.音声のリテイク・品質や処理速度の調整が可能に

生成ごとに音声が変化する仕様となり、まるでボーカリストにリテイクを依頼するように複数のテイクから選択できます。また、用途やPCのスペックに応じて品質や処理速度を調整でき、柔軟なカスタマイズが可能になりました。

第二世代「Muon / ミューオン」により、NEUTRINOはさらに進化し、よりリアルな歌声合成が実現できるようになりました。

NEUTRINOは、一般的な音楽制作およびオーディオ制作の範囲であれば、無料でダウンロード・利用いただけます。商用・非商用を問わず使用可能な歌声ライブラリも多数用意されていますので、ぜひご活用ください。

ただし、NEUTRINO本体ソフトウェアをシステムに組み込む場合や、NEUTRINOで制作した音声ファイルをアプリケーション内で利用する場合などには、別途許諾が必要となります。詳細についてはお問い合わせください。

利用許諾の詳細については、以下をご覧ください。
NEUTRINO利用許諾契約書(EULA)

NEUTRINOプロジェクトの運営方針は、クリエイターに負担をかけず、誰もが自由に創作できる環境を提供することです。本体ソフトウェアやライブラリは無料で提供し、継続的に運営を続けられる方法を模索しています。

皆様のご支援や応援がプロジェクトの成長を支えますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

本ソフトの名称「NEUTRINO」には、まだ聴いたことのない新しい楽曲やジャンルを開拓してほしいという願いが込められています。あなたの創作や発見の一助になれば幸いです。

モデルの学習には声優・演者様の許諾の上収録した音声データ、または大学などの公的機関が公開している音声データのみを使用しております。既存の学習済みモデルは一切利用せず、これらのデータをもとにフルスクラッチで学習を行っております。権利的・倫理的にクリーンなモデルのため、安心してご利用いただけます。

PIXIV FANBOXでは月1程度のペースでβテスト版の先行配布、日頃の製作の様子などを投稿しております。いただいた支援金は、活動費・機器購入費・収録関連費に充てさせていただきます。 もしよろしければご支援よろしくお願いいたします。

ニコニ・コモンズにNEUTRINOプロジェクト関連のライセンスを登録しております。
ニコニコに作品を投稿する際は親作品に登録していただければ幸いです。

いただいた支援金は、主に活動費・機器購入費・維持費・収録関連費などに充てさせていただいております。

これまでの実績としては、新規収録による学習データの追加、日々のアップデートを通じた既存ライブラリの改善、新規歌声ライブラリの追加などを実施いたしました。

引き続きご支援、ご助力頂けましたら幸いです。

2025年1月現在、すべての歌声ライブラリは無料でダウンロードおよびご利用がいただけます。
※一部ライブラリについては、該当ソフトの購入者限定特典として無償配布しております。

歌声ライブラリの男女比は当方でも課題として認識しており、改善の必要性を感じております。いただいた貴重なご意見・ご感想は運営方針の参考とさせていただいております。

2025年に新たに2名の男性ライブラリ(ソウマ・ルノ)を追加いたしました。ご支援・ご協力いただきました皆様に感謝いたします。

2025年1月現在、配信可能なサービスの対応を徐々に進めておりますが、権利関係の調整やその他の理由で、対応にはお時間をいただいております。また、配信サイトや配信代行サービスの種類が多岐にわたるため、全てを網羅しきれていない状況です。

もしご希望の配信サイトがありましたら、お気軽にご連絡いただければと思います。いただいたご意見を元に、対応を検討させていただきます。

インストール・セットアップ (24)

Windowsでは、ファイルの拡張子(.bat など)がデフォルトで非表示になっていることがあります。拡張子とは、ファイル名の末尾に付く「.(ピリオド)+3~4文字」の部分で、ファイルの種類を識別するために使用されます。例えば、テキストファイルは「.txt」、実行用のバッチファイルは「.bat」となります。
拡張子が非表示の場合、ファイル名が「Run」と表示されていても、実際には「Run.bat」である可能性があります。以下のページを参考に、拡張子を表示する設定に変更してください。

・参考(Windows 10 ファイルの拡張子を表示させる方法)

設定を変更した後も「Run.bat」が見つからない場合は、ダウンロードしたフォルダ内に正しく解凍されているかをご確認ください。

NEUTRINOではすべての音符に歌詞を割り当てる必要があります。歌詞が入力されていない音符があると、このエラーが発生します。例えば、以下のようなメッセージが表示される場合、「20小節目に空白の歌詞がある」というエラー内容になります。

Convert MusicXML to label -> score/musicxml/sample1.musicxml
        warning: Undefined lyric " " in measure 20. Please correct the lyrics in hiragana and katakana.

楽譜の見た目上に問題がなくてもエラーが消えない場合は、該当の小節の音符や歌詞を一度削除し、再度入力してください。これにより、表示されない不要な記述が整理され、エラーが解消されることがあります。

このエラーはNEUTRINOの処理が正常に実行されず、音声生成に必要なファイル(.f0、.mgc、.bap)が作成されなかった場合に発生します。多くの場合、前処理段階のラベル生成(musicxml_to_label)でエラーが発生しております。まず、musicxml_to_labelの処理時に エラー(Error)や警告(Warning)が表示されていないか をログで確認してください。エラーの内容に応じて、楽譜データ(MusicXML)の修正や設定の見直しを行うことで解決できる場合があります。

GPU処理を実行するためのライブラリが見つからない場合に発生するエラーです。

ファイルの解凍状態を確認
cudart64_12.dll はデフォルトで同梱されています。正常に解凍が行われているか、すべてのファイルが揃っているかをご確認ください。

GPUドライバの更新
NVIDIAのGPUを使用している場合、最新のドライバ(nvidia-driver) をインストールしているか確認し、必要に応じてアップデートを行ってください。

CUDA関連ツールの競合を確認
CUDA Toolkit や cuDNN のバージョンが競合している可能性があります。特に、過去にStable Diffusion などのAIツールをインストールしている場合、それらのCUDA / cuDNNを参照していることが原因でエラーが発生する場合があります。環境変数の設定を確認し、競合がないかチェックしてください。

NSFの処理中にGPUのメモリが不足し、エラーが発生している可能性があります。

原因と対策:

  1. フレーズの長さを調整
    NSFのメモリ使用量は、楽譜中のフレーズの長さに依存します。休符またはブレス記号で区切られた部分が1フレーズとなるため、極端に長いフレーズがあるとメモリ不足の原因になります。適宜休符やブレスを挿入し、フレーズを短くして試してみてください。
  2. GPUの空きメモリを増やす
    他のアプリケーション(特にGPUを使用するもの)を終了し、空きメモリを確保してください。
    タスクマネージャーや nvidia-smi コマンドで現在のメモリ使用状況を確認し、不要なプロセスを終了することで改善する可能性があります。
  3. NSF処理をCPUで実行
    NSFの処理をGPUではなくCPUで行うことで、メモリ不足の問題を回避できる場合があります。Run.batの設定を変更し、CPUモードでの実行を試してみてください。

もしこれらの対策を試しても解決しない場合は、GPUのVRAM容量が足りていない可能性もあります。より多くのVRAMを搭載したGPUの利用を検討するか、楽曲のフレーズ構成を見直すことをおすすめします。

GDDRメモリが4~6GB程度あれば問題無く動作いたします。

補足:
画像生成AIなどではVRAMの容量が大きいほど処理が高速化される傾向がありますが、NEUTRINOではVRAM容量の影響は比較的軽微です。VRAMが4GB未満の場合、一部の処理でメモリ不足が発生する可能性がありますが、6GB以上であれば十分なパフォーマンスが得られます。
GPUのVRAM容量よりも、CUDAコア数やクロック速度などの処理性能の方が影響が大きいため、GPUを選ぶ際はそちらも考慮してください。

一定世代以上前のGPU(例:GT730など)は、NVIDIA関連のツールキットの動作対象外となっており、NEUTRINOでもGPUモードでの動作対象外となります。

対処方法:
NEUTRINO・NSFの実行ログにGPU・CPUのどちらを使用したかの記載がありますので、まずはそちらをご確認ください。もし旧世代のGPUを利用していて動作しない場合は、CPUモードでの稼働が可能です。

CPUモードにする方法は、以下の2つがあります。

1.Run.bat の内容を変更
「-m」オプションを削除することで、CPUモードで実行可能になります。
以下の例のように、-m を削除してください。

echo %date% %time% : start NEUTRINO
bin\NEUTRINO.exe score\label\full\%BASENAME%.lab score\label\timing\%BASENAME%.lab output\%BASENAME%.f0 output\%BASENAME%.melspec model\%ModelDir%\ -w output\%BASENAME%.mgc output\%BASENAME%.bap -n 1 -k %StyleShift% -o %NumThreads% -d %InferenceMode% -m -t

echo %date% %time% : start NSF
bin\NSF.exe output\%BASENAME%.f0 output\%BASENAME%.melspec .\model\%ModelDir%\%NsfModel%.bin output\%BASENAME%.wav -l score\label\timing\%BASENAME%.lab -n 1 -p %NumThreads% -s %SamplingFreq% -f %PitchShiftNsf% -m -t
↓
echo %date% %time% : start NEUTRINO
bin\NEUTRINO.exe score\label\full\%BASENAME%.lab score\label\timing\%BASENAME%.lab output\%BASENAME%.f0 output\%BASENAME%.melspec model\%ModelDir%\ -w output\%BASENAME%.mgc output\%BASENAME%.bap -n 1 -k %StyleShift% -o %NumThreads% -d %InferenceMode% -t

echo %date% %time% : start NSF
bin\NSF.exe output\%BASENAME%.f0 output\%BASENAME%.melspec .\model\%ModelDir%\%NsfModel%.bin output\%BASENAME%.wav -l score\label\timing\%BASENAME%.lab -n 1 -p %NumThreads% -s %SamplingFreq% -f %PitchShiftNsf% -t

2.GPUを取り外す
PCからGPUを物理的に取り外すことで、自動的にCPUモードで実行されます。

古いGPUでは動作しない可能性があるため、上記の方法でCPUモードに切り替えてご利用ください。

Linux版はx86_64系CPUのみ対応しており、ARM64系CPUでは動作しません。また、保守・運用コストの観点からも、Linux ARM64版のリリース予定はありません。

macOSのバージョンが古い場合、NEUTRINOが正常に動作しない可能性があります。

Apple公式のサポートが終了した旧バージョンのmacOSでは、提供されている開発環境が対応しておらず、サポートの継続が困難な場合があります。OSを最新バージョンへアップデートすることで解決するケースが多いため、まずはアップデートをご検討ください。

また、古いバージョンのNEUTRINOを使用することで動作する可能性もあります。例えば「NEUTRINO-macOS-v2.3.1」は旧環境で制作されており、macOS 11 Big Sur環境下での動作が確認されています。


歌声ライブラリに関しては、NEUTRINO v2.x系で互換性があるため、「本体:NEUTRINO v2.3、歌声ライブラリ:v2.4以降」といった組み合わせも可能です。

Google Colabはクラウド環境を利用しているため、Colab側のセットアップ環境に変更が加えられた場合、NEUTRINOの動作に影響が出る可能性があります。もし突然動作しなくなった場合は、詳細なエラーメッセージや発生した状況を添えてご報告いただけますと幸いです。

このエラーは、プログラムの実行に必要なライブラリ(msvcp140.dll)が見つからない場合に発生します。

通常、msvcp140.dllはNEUTRINOにデフォルトで同梱されていますので、まずは正常に解凍が行われているかをご確認ください。解凍に失敗している場合は、再度ダウンロードし、解凍ツールを変更して展開をお試しください。

「Run.sh」ファイルが含まれているのは、macOS版またはオンライン版です。Windows版には「Run.bat」ファイルが含まれています。

Windows版をご利用の場合は、「NEUTRINO-windows-v2.x.x.zip」をダウンロードし、正しいバージョンであることをご確認ください。

他形式からMusicXMLへの変換
歌声合成ソフトのプロジェクトファイルをMusicXMLに変換できるツールを利用することで、他ソフトで制作した楽譜データをNEUTRINO用に変換できます。

  • UtaFormatixなどの変換ツールが利用可能です。
  • ただし、完全な互換性は保証されていないため、変換後にMusicXMLファイルを開いて内容を確認することを推奨します。

Windows向けNEUTRINO調整支援ツール

  • Sig様製作のNEUTRINO調整支援ツールを利用することで、GUI上で楽譜を作成・編集できます。
  • MusicXMLファイルが手元になくても、一から楽譜を作成できるため、効率的に作業を進めることが可能です。

DAWとMIDIを活用した方法

  • お使いのDAWでメロディーラインをシングルパートでMIDI出力し、MuseScoreなどの楽譜作成ソフトにインポートすることで、MusicXMLを効率的に作成できます。
  • MIDI経由での作成は直感的で、作曲作業と連携しながらスムーズに進められるため、お試しください。

NEUTRINO本体のファイルサイズは以下の通りです。

  • Windows版: 約1.9GB
  • macOS版: 約0.6GB
  • Online版: 約1.8GB

歌声ライブラリは、1ライブラリあたり約260MB程度となります。

まずはじめに、コマンドプロンプトを手動で起動して実行ログをご確認ください。実行ログの表示方法については、以下のページに記載の「使い方(Windows版)」の3~4項を参照してください。

次に、ログ内でエラー(Error)が表示されている部分を確認し、FAQページ内で似たような質問がないかご確認ください。

また、Sig様製作のNEUTRINO調整支援ツールというGUIもございます。
リアルタイムレンダリングにも対応しており利便性が向上しますので、もしよろしければこちらもご検討ください。

もし上記で解決しない場合は、お手数ですがお問い合わせフォームからご連絡ください。その際、実行ログの詳細を全て添付・記載していただけると非常に助かります。

zipファイルは圧縮されたデータファイル形式なので、そのままでは内容を確認できません。以下の手順で解凍を行い、ファイルを元の状態に戻してください。

Windowsでの解凍方法:

  1. zipファイルを右クリックします。
  2. 表示されたメニューから「すべて展開」を選択します。
  3. 解凍先を指定し、「展開」をクリックします。
  4. 解凍されたフォルダ内に必要なファイルが表示されます。

macOSでの解凍方法:

  1. zipファイルをダブルクリックします。
  2. 自動的に解凍され、同じ場所に解凍されたフォルダが作成されます。

もし、さらに詳細な手順が必要であれば、インターネットで「zip 解凍」と検索すると、解凍方法について詳しいガイドを見つけることができます。

解凍後、必要なファイルを参照し、NEUTRINOを使用するための手順を進めてください。

楽譜が音符で始まっている場合、処理が実行される前に1小節目の前に休符が追加されます。これは、人間の発声において、子音などが若干早めに発音される傾向があるため、そのマージンを確保するためです。品質には問題はありませんが、音声ファイルをDAWにインポートする際には、必要に応じて調整を行ってください。

楽譜が音符で終わっている場合、処理が実行される際に最終小節の後に休符が追加されます。これは品質に影響を与えるものではありませんが、音声ファイルをDAWにインポートする際には、必要に応じて調整してください。

旧バージョンのNEUTRINOでは、AVX2非対応のCPUは動作対象外でしたが、NEUTRINO -Muon v2.0以降ではそのような制約はなくなり、ほとんどのCPUで動作します。

ただし、負荷の高い処理を行うため、快適に動作させるためにはある程度の性能(Passmark score 10000以上)を持つCPUやGPUの導入、もしくはオンライン版の利用を推奨します。

※参考(CPU性能比較表【2025年最新版】)

下記よりご確認ください。

NEUTRINO必要動作環境・推奨動作環境

ダウンロードした歌声ライブラリが適切に配置されていない可能性がございます。ここではソウマを例に説明いたします。

公式サイトよりソウマの歌声ライブラリをダウンロード後、modelフォルダに「MERROW」「NAKUMO」「SOMA」をコピー・ペーストします。必要なフォルダは「ソウマ(NEUTRINO-Library)」では無く、その一つ下のフォルダの「SOMA」であることにご注意ください。

配置が完了したら、Run.batファイルを下記のように設定すればソウマの声が出力されます。

: NEUTRINO
set ModelDir=SOMA
set StyleShift=0

NEUTRINOでMusicXMLを読み込むためには、いくつかのフォーマットに関する調整が必要です。以下の点をご確認ください。

1.歌詞の文字
英語、アルファベットの歌詞は使用できないため、ひらがな又はカタカナの歌詞に置き換えてください。

2.歌詞の未入力
歌詞が入力されていない音符がある場合、エラーが発生します。例えば、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Convert MusicXML to label -> score/musicxml/sample1.musicxml
        warning: Undefined lyric " " in measure 57. Please correct the lyrics in hiragana and katakana.

この場合「57小節目に空白の歌詞がある」というエラー内容になります。歌詞が正しく入力されているかをチェックしてください。

もし楽譜の見た目上で問題が無いにもかかわらず、エラーが解消されない場合は、該当する小節の音符・歌詞を再度入力していただくとエラーが消える場合がございます。

下記の形式で出力されます。デフォルトの設定では、Windows・macOS版はstandard、online版はadvancedとなります。

  • advanced:48kHz-16bit-モノラルwav形式
  • standard:48kHz-16bit-モノラルwav形式
  • elements:24kHz-16bit-モノラルwav形式

Readmeの手順に従って実行し、全処理工程(NEUTRINO, NSF, WORLD)が正常に完了した場合、NEUTRINO直下のoutputディレクトリ以下にsample1.wavというファイルが生成されます。wavファイルが出力されていない場合は、セキュリティソフトなど何らかの原因でwavファイルが削除されている可能性がございます。そちらの設定もご確認ください。

ご依頼について (5)

品質管理やサポートコストなど諸事情により、ユーザー側で歌声ライブラリを制作できるフレームワークのリリース予定はありません。

2025年1月現在、中国語の歌声合成の開発予定はありません。ただし、今後開発工数やコストが下がるなどの進展があった場合、再検討する可能性はございます。

歌声ライブラリの制作費用は、ご利用目的、導入規模、収録データの規模により異なります。詳細はお問い合わせください。

依頼時には、ご利用用途、ご希望のスケジュール、予算感などの情報をご記入いただきますようお願い申し上げます。その他備考・特記事項などございましたら、ご記載いただければ幸いです。

通常、数営業日以内にご返信いたしますが、もし数日経過しても返信が無い場合は、お手数ですが再度ご連絡ください。

2025年1月現在、お陰様で多くの制作依頼をいただいております。 スケジュールが埋まっており手一杯のため、新規の制作依頼は一部制限させていただいております。

納品までの日数は、演者様の収録進行やその時のスケジュールによって大きく変動いたします。過去事例ではプロジェクト開始後から納品完了までにおおよそ4~6か月程度かかることが多いです。
なお、制作依頼は法人様および有償での受付となります。ご了承くださいませ。

株式会社エーアイ様の「A.I.VOICE」ブランドからのリリースをご検討の場合は、下記「A.I.VOICE」公式サイトのお問い合わせ窓口よりご相談いただければ幸いです。

A.I.VOICE公式サイト

英語の歌声合成に関しては将来的には着手したいと考えております。しかしながら、開発に年単位の工数・コストが掛かること、および優先順位の兼ね合いもあり予定は未定となっております。

ライセンス・ガイドライン (13)

No.7に関する利用規約は、以下の公式サイトに記載されています。

No.7 公式サイト(イラスト、音声・歌声の利用規約)

ご不明な点がございましたら、公式サイトをご確認の上、必要に応じて先方へお問い合わせください。

NEUTRINOプロジェクトのキャラクター「めろう」「ナクモ」「ソウマ」「ルノ」のライブラリで出力した音声データは、商用・非商用問わず音楽およびオーディオの制作にご利用いただけます。こちらは一般的なソフトシンセ音源(ボーカルソフト系の音源では無く)と同等の扱いと考えていただいて問題ありません。利用報告や名称の記載も任意となります。

詳細については、以下のページ内の各キャラクタの「歌声ライブラリ・音声利用について」をご確認ください。イラストの使用に関しては「キャラクター・イラスト利用について」の項目をご覧ください。

東北きりたん・東北イタコ・東北ずん子・ずんだもん・四国めたん・大江戸ちゃんこの6キャラクターに関しては、以下のページ利用に関する詳細が記載されています。
・東北ずん子・ずんだもんプロジェクト
「ずんずんPJ 版権商用利用の手引き」→「楽曲販売のフローチャート」

※公式サイトのガイドライン画像(参考リンク:https://zunko.jp/img/guidline/image18.jpg)をご確認区ださい。

ご不明な点がございましたら、公式サイトまたはプロジェクト運営元へお問い合わせいただければ幸いです。

琴葉茜・琴葉葵・夜語トバリの利用に関しては、以下のページに詳細が記載されています。

Neutrino 琴葉茜・葵 利用許諾

Neutrino 夜語トバリ 利用許諾

不明な点がございましたら、各公式サイトや運営元へお問い合わせいただければ幸いです。

ライセンス、権利表記などの確認には多少のお時間をいただいております。即日での確認は難しい場合がございますが、極力早めにご返信させていただいております。
お気軽にご相談・ご連絡くださいませ。

NEUTRINOに関する規約、キャラクター利用に関する規約の二つがございます。

まずNEUTRINOに関する規約ですが、楽曲制作など一般的な音声ファイルの利用用途ではNEUTRINO側には特に制約はありません。商用非商用問わずご利用いただけます。本ソフトウェアの使用報告・記載は任意となります。

・NEUTRINO EULA
https://studio-neutrino.com/downloads/manual/EULA_NEUTRINO.pdf

次にキャラクター利用に関する規約ですが、キャラクター毎にライセンサー(権利保持者)が異なり、さらに出力音声・キャラクター・イラストで規約が異なります。詳細に関しては各キャラクターのガイドラインをご覧ください。トップページの各キャラクター紹介部分にもガイドラインへのリンクがございます。

NEUTRINO キャラクター紹介

NEUTRINOに関する規約、キャラクター利用に関する規約の二つがございます。

まずNEUTRINOに関する規約ですが、楽曲制作など一般的な音声ファイルの利用用途ではNEUTRINO側には特に制約はありません。商用非商用問わずご利用いただけます。本ソフトウェアの使用報告・記載は任意となります。

・NEUTRINO EULA
https://studio-neutrino.com/downloads/manual/EULA_NEUTRINO.pdf

次にキャラクター利用に関する規約ですが、キャラクター毎にライセンサー(権利保持者)が異なり、さらに出力音声・キャラクター・イラストで規約が異なります。詳細に関しては各キャラクターのガイドラインをご覧ください。トップページの各キャラクター紹介部分にもガイドラインへのリンクがございます。

NEUTRINO キャラクター紹介

NEUTRINOに関する規約、キャラクター利用に関する規約の二つがございます。

まずNEUTRINOに関する規約ですが、楽曲制作など一般的な音声ファイルの利用用途ではNEUTRINO側には特に制約はありません。商用非商用問わずご利用いただけます。本ソフトウェアの使用報告・記載は任意となります。

・NEUTRINO EULA
https://studio-neutrino.com/downloads/manual/EULA_NEUTRINO.pdf

次にキャラクター利用に関する規約ですが、キャラクター毎にライセンサー(権利保持者)が異なり、さらに出力音声・キャラクター・イラストで規約が異なります。詳細に関しては各キャラクターのガイドラインをご覧ください。トップページの各キャラクター紹介部分にもガイドラインへのリンクがございます。

NEUTRINO キャラクター紹介

モデルの学習には声優・演者様の許諾の上収録した音声データ、または大学などの公的機関が公開している音声データのみを使用しております。既存の学習済みモデルは一切利用せず、これらのデータをもとにフルスクラッチで学習を行っております。権利的・倫理的にクリーンなモデルのため、安心してご利用いただけます。

NEUTRINOに関する規約、キャラクター利用に関する規約の二つがございます。

まずNEUTRINOに関する規約ですが、楽曲制作など一般的な音声ファイルの利用用途ではNEUTRINO側には特に制約はありません。商用非商用問わずご利用いただけます。本ソフトウェアの使用報告・記載は任意となります。

・NEUTRINO EULA
https://studio-neutrino.com/downloads/manual/EULA_NEUTRINO.pdf

次にキャラクター利用に関する規約ですが、キャラクター毎にライセンサー(権利保持者)が異なり、さらに出力音声・キャラクター・イラストで規約が異なります。詳細に関しては各キャラクターのガイドラインをご覧ください。トップページの各キャラクター紹介部分にもガイドラインへのリンクがございます。

NEUTRINO キャラクター紹介

音声ファイルそのものを組み込んだアプリケーションの公開に関しては、権利関連・ライセンス表記などについて確認が必要となります。即日での確認は難しい場合がございますが、極力早めにご返信させていただいております。
お気軽にご相談・ご連絡くださいませ。

2025年1月現在、配信可能なサービスの対応を徐々に進めておりますが、権利関係の調整やその他の理由で、対応にはお時間をいただいております。また、配信サイトや配信代行サービスの種類が多岐にわたるため、全てを網羅しきれていない状況です。

もしご希望の配信サイトがありましたら、お気軽にご連絡いただければと思います。いただいたご意見を元に、対応を検討させていただきます。

まず初めに、検討されている音楽配信サービスに音声合成ソフト向けの配信ガイドラインがある場合はそちらをご確認ください。

配信可能なキャラクターリストに記載のあるキャラクターの場合は、記載に従って手続きを進めてください。

次に配信可能なキャラクターリストに記載のないキャラクターの場合は、「権利者からの許可を得ていることが確認できるもの」の提出を求められる場合がございます。その際は、キャラクター毎に規約が異なるため各キャラクターのガイドラインをご確認ください。

NEUTRINOプロジェクトのキャラクター「めろう」「ナクモ」「ソウマ」「ルノ」に関しては、ライブラリで出力した音声データは商用非商用問わず音楽およびオーディオの制作に使用可能、利用報告・名称の記載も任意となります。下記のURL(PDF)を先方にご提出いただければ問題ございません。

・NEUTRINOプロジェクトキャラクター歌声ライブラリ利用許諾契約書
https://studio-neutrino.com/downloads/manual/EURA_neutrino_singer_library.pdf

もし上記で解決しない場合はお問い合わせいただければ幸いです。

制作・調整 (20)

テンポの確認
楽譜上で適切にテンポ(BPM)が設定されているかご確認ください。何も表記がない場合、BPM120として処理されます。

オフボーカル音源・生演奏音源のリズム揺れ
カバー向けに配布されているオフボーカル音源や生演奏系の音源は、細かいBPMの揺れがあり、リズムが一定でない場合があります。そのため、プロジェクトファイル上で音声ファイルを切り貼りするなどして、タイミングを適宜調整してください。

NEUTRINOの仕様による休符の追加
NEUTRINOでは、楽譜の前後に1小節分の休符が追加される場合があります。DAW(Digital Audio Workstation)上で音声ファイルを適切なタイミングに調整してください。

サンプリングレートの不一致
DAWのプロジェクトのサンプリングレートと音声ファイルのサンプリングレートが異なる場合、音声が高くなったり早くなることがあります。一般的なDAWには、音声ファイルをインポートする際にプロジェクトのサンプリングレートに自動変換する機能がありますので、設定が適切かご確認ください。

NEUTRINOで使用できる文字の一覧は、以下のリンクからご確認いただけます。

https://studio-neutrino.com/downloads/manual/phoneme_list.pdf

NEUTRINOで使用している音声データは防音室で収録された非常にドライな音声であるため、そのままオケと合わせると空間的な広さ不足し、ボーカルが浮いて聴こえることがあります。これを解消するためには、ボーカルとオケの空間的な一体感を作るエフェクト処理が必要です。

エフェクト処理の追加

ボーカルに適切なエフェクトを付けることで、音楽全体のまとまりが生まれます。以下のエフェクトを使って調整してください。

  • EQ: ボーカルの音域を調整し、他の楽器と干渉しないようにします。例えば、ボーカルの低音を少しカットし、中高音域を強調することで、他の楽器と馴染みやすくなります。
  • コンプレッサー: ボーカルのダイナミクス(音量差)を均一にし、オケの中でもバランスよく聞こえるようにします。
  • リバーブ: 空間的な広がりを加え、オケの音場に溶け込ませます。リバーブの設定を適切に行うことで、ボーカルが浮くのを防ぎます。
  • ディレイ: 時間差でエフェクトを加えることで、音に深みや広がりを持たせ、ボーカルが自然に馴染みます。

ボーカルミックスに関する参考資料

「ボーカル ミックス 手順」などで検索すると、ボーカルのミックス方法について詳細に解説したサイトが多数見つかります。これらのサイトでは、ボーカルの調整方法や使うべきエフェクトの種類を学ぶことができます。
また、以下のサイトもボーカル処理に関して役立つ情報を提供しています。

これらを参考に、ボーカルとオケをうまく調和させるミックス作業を進めてみてください。

テンションを直接変更するパラメータはNEUTRINOには搭載されていませんが、印象を変えるための方法はあります。

StyleShiftオプションを活用することで多少の印象は可能です。
Run.batの”StyleShift”という項目を-5~5ぐらいの値に設定してお試しください。
例えば、”2″に設定すると2個上のキーの歌い方、”-2″にすると2個下のキーの歌い方になります。
このようにStyleShiftを使うことで、得意な音域の歌い方にしたり、低いキーの落ち着いた歌い方を出すことができます。実験的に色々な値を設定して、最適なバランスを見つけてみてください。

テンポやBPMの変更がうまく反映されない場合、以下の点に注意して設定を行ってください。

BPM変更は小節の頭に記載

NEUTRINOは、音符単位や小節単位で楽譜情報を処理します。そのため、小節内で頻繁にBPMを変更すると、正常に反映されないことがあります。BPMの変更を小節の最初に記載するようにしてください。

拍子変更との組み合わせ

細かいBPM変更が必要な場合、綺麗な楽譜にはならないかもしれませんが、例えば2/4拍子や1/4拍子などで記載し、その中でBPMを変更することによって期待した動作を実現できる可能性があります。

ボーカル補正ソフトの利用

DAWに付属しているボーカル補正ソフトや市販のボーカル補正ソフトには、タイミング調整機能が備わっているものがあります。楽譜側ではBPMを大まかに合わせ、細かなタイミング調整はボーカル補正ソフトで行う方法も効果的です。

参考:5大ピッチ補正ソフトを徹底検証!

これらの方法を試していただくことで、よりスムーズなテンポやBPM変更の反映ができるかと思います。

「あい」「えい」「おい」「あう」「おう」など、いわゆる二重母音と呼ばれる歌詞については、一つの音符にまとめることで滑らかに歌う傾向があります。二つに分けた場合はそれぞれの音をハッキリと発音する傾向があります。

例:
♪あ ♪い ♪ま ♪い ♪な:一文字ずつハッキリと歌うことが多い
♪あい ♪まい ♪な:「あぃまぃな」のように後続の母音を弱めに滑らかに歌うことが多い

「母音+ん」に関しても同様の傾向にあり、一つの音符にまとめることで滑らかに歌う傾向があります。

例:
♪か ♪ん ♪た ♪ん ♪に:一文字ずつハッキリと歌うことが多い
♪かん ♪たん ♪に:「ん」を弱めに滑らかに歌うことが多い

さらに、母音脱落のテクニックと組み合わせることで表現の幅を広げることも可能です。

例:
「イン ザ スカイ」→♪いん ♪ざ ♪す’かい
「ステイ ウィズ ミー」→♪す’てい ♪うぃず’ ♪み
「アイ ラブ ユー」→♪あい ♪らぶ’ ♪ゆー
「ダンス ホール」→♪だんす’ ♪ほる’

これらの手法を試すことで、より滑らかで表現豊かな歌声を作り出すことができます。

※なお、2020年~2021年ごろに書かれたウェブ記事では「一つの音符に二文字の歌詞はNG」とされていることが多いですが、最近では二重母音を一つの音符にまとめる方が自然で表現力豊かな歌声が得られる傾向にあります。

伸ばし棒(全角の⾧音記号「ー」)を使用した場合、直前の歌詞の母音が繰り返されます。
例えば、次のようになります。
例:♪ス ♪タ ♪ー ♪ト → ♪s u / t a / a / t o

詳しくは下記の「ひらがな・カタカナ・音素一覧表」や「MusicXMLについて」のページをご覧ください。
ひらがな・カタカナ・音素一覧表

促音記号「っ」のみを入力した場合、「直前の音符の母音」+「っ」と発音されます
例:♪き ♪っ ♪と → ♪k i / i cl / t o

同じ音程の音符で歌い方がぎこちない場合は、以下の調整するとスムーズに歌う場合があります。
例:♪ず(z u) ♪っ(u cl) ♪と(t o) → ♪ずっ(z u cl) ♪と(t o)
前者では「う」が二回発音されていたものが、後者では一回分となるので滑らかに歌うことが多いです。一方で「う」を言い直すように強調したい場合は前者の方が良い場合もございます。

促音「っ」の代わりに休符を入力すると、休符部分は完全な無音となり、別フレーズとして処理されます。
例:♪き (休符) ♪と → ♪k i / (pau) / t o
休符は別フレーズとして扱われるため、前後の繋がりが考慮されなくなり、区切った歌い方になる傾向があります。促音のままで記載した方がフレーズとしての流れが良くなります。適宜使い分けてください。

詳細は下記をご覧ください。
ひらがな・カタカナ・音素一覧表

NEUTRINO – Muon v2.xではNEUTRINO・NSFの処理速度を「advanced / standard / elements」の三段階から選択できるようになりました。用途やPCのスペックに応じて最適なモードをご利用ください。

* * * * * * * * * *
・advanced(InferenceMode=4)
高品質・GPU向け(48kHz / 16bit)
・standard(InferenceMode=3)
中品質・CPU向け(Passmark score 10000~推奨)(48kHz / 16bit)
・elements(InferenceMode=2)
低品質・ローエンドCPU向け(Passmark score 2500~推奨)
24kHz / 16bit (NSF)、48kHz / 16bit(WORLD)
* * * * * * * * * *
参考(CPU性能比較表【2025年最新版】)

上位のadvancedモデルではきめ細やかなディティールが再現される傾向があり、下位のelementsモデルでは比較的シンプルで平坦な音声が生成される傾向があります。

楽譜制作途中では負荷の軽いelementsを使って迅速に確認を行い、最終的なマスター音源を作る際にはadvancedを使うといった使い分けが可能です。

最新のゲーミングPCクラスから、10年前のPCクラスまで幅広い環境で動作するよう設計されています。ご利用のPCのスペックや用途に応じて適切なモードをご選択ください。

出力した音声とDAWのプロジェクトで設定されているサンプリングレートが異なる場合、音声の速さや高さに影響が出ることがあります。多くのDAWではインポート時に自動でサンプリングレートを変換する機能がありますので、その機能を使用してください。

もしインポート時にサンプリングレート変換が行えない場合は、音声ファイルをプロジェクトにインポートする前に、別途ツールでサンプリングレートを変換してから使用してください。

WORLD版限定で、FormantShiftというパラメーターを使用することで声質を調整できます。値を上げると子供っぽい、下げると大人っぽい声に変更できます。

NEUTRINO単体では声質変更の機能は限られていますが、一般ボーカル向けのボーカルエフェクトやVSTプラグインと組み合わせることで、さらに多様な声質変化が可能です。有料・無料のプラグインも多数ありますので、こちらもご検討ください。

(参考リンク)
・ボーカル用VSTプラグインおすすめ21選【2024年】
・VocalSynth 2


母音脱落記号「’」を使用することで、母音を発声させずに子音のみを発声させることができます。歌詞に「’」を追加することで、母音を脱落をさせることが可能です。

詳細は同FAQの「母音脱落とは何でしょうか?」をご覧ください。

NEUTRINOでは国際式と呼ばれる楽譜・MIDIの表記を採用しております。

楽譜及びMIDIノートの60番である「中央のド」をどのように表記するかには明確な規定がございません。現在では、国際式(C4で表記)、YAMAHA式(C3で表記)と呼ばれる二種類の方式が主流となっております。お手持ちのDAWで適宜ご調整いただければ幸いです。

楽譜はシンプルで人が読みやすい形で記譜することが重要です。一般的なカラオケ譜面やメロディ譜面のように記譜すると自然な歌い方に繋がりやすいです。まずは、人間が読みやすい楽譜を作成し、それを土台に調整を行うのが良いでしょう。

またフレーズ単位での歌声生成を意識し、細かい休符は少なめにして音符を繋げるようにすると、より自然な音声が出力されやすくなります。

詳細については以下をご覧ください。

StyleShiftオプションを使うことで、歌い方の印象を多少変えることができます。
Run.batの”StyleShift”という項目を-5~5ぐらいの値に設定してお試しください。
例えば、”2″に設定すると2個上のキーの歌い方、”-2″にすると2個下のキーの歌い方になります。上手く使うことで、得意な音域の歌い方にしたり、低いキーの落ち着いた歌い方を出すことができます。

NEUTRINO単体では機能に限りがありますが、一般的なボーカル向けのボーカルエフェクトやVSTプラグインと組み合わせることで、歌声の印象を大きく変えることができます。有料・無料のプラグインが多くありますので、合わせて試してみてください。

参考リンク
・ボーカル用VSTプラグインおすすめ21選【2024年】
・VocalSynth 2

母音を発声させずに子音のみを発声させる機能です。歌詞に「’」を付けることで母音脱落をさせることができます。特に英語歌詞や、高速で歌唱している箇所で効果的です。

使用例

・♪いつ’ ♪か → ♪i ts ♪ k a
(最後の母音は発声せずに子音のみの発音)

・♪ス’カ ♪イ → ♪s k a ♪i
(前方に「’」を付けても効果あり)

・♪ウィング’ → ♪w i n g
(二重母音との併用も可能)

・♪ス’テップ’ → ♪s t e cl p
(促音との併用や、二か所以上での母音脱落も可能)

注意点

・母音脱落後も、音符内に少なくとも一つ以上の母音が含まれるように歌詞を記載する必要があります。
「母音+子音 + 子音」や「子音+子音+母音」など、母音を一つは含めてください。

音声の修正方法はいくつかありますので、以下の方法をお試しください。

1. リテイク(再生成)を試す

NEUTRINOでは生成の度に異なる音声波形が出力されるため、最初のテイクでうまくいかなかった箇所もリテイク(再生成)を行うことで改善される場合があります。通常のボーカルファイルと同様に、テイクごとにファイルを分けて保存し、気に入ったテイクを繋げることで、最終的な完成度を高めることが可能です。

2. スタイルシフトを活用する

「スタイルシフト」オプションを利用すると、得意な音域の歌い方や、低いキーで落ち着いた歌い方などを作り出すことができます。応用的な方法として、通常キーに加えて±1キーの3パターンの歌い方を出力し、それぞれの良い部分を選んで複数テイクを組み合わせることで、複数テイクを収録したような制作フローにすることも可能です。

3. 楽譜側の変更を試す

音声の改善には楽譜側の変更も有効です。例えば、二重母音や母音脱落などの変更を行うことで、音声のクオリティが向上することがあります。

これらの方法をお試しいただけると、より自然な歌声に近づけることができます。

NEUTRINO -Muon v2.0以降ではDenoising Diffusion Probabilistic Models(DDPM:拡散過程モデル)と呼ばれるモデルを採用しており、生成するたびに異なる音声波形が出力されます。
最初のテイクで上手くいかなかった箇所もリテイク(再生成)を行うことで改善される場合がございます。通常のボーカルファイルと同じようにテイク毎にファイルを分けておき、気に入ったテイクを繋げることで最終的な完成度を高めることが可能です。

まず、込み入った調整に取り掛かる前に歌いやすい楽譜を制作することが重要です。最終的に生成される歌声の品質は入力した楽譜によって大きく左右されます。シンプルで人が読みやすい楽譜を心がけ、カラオケ譜面・メロディ譜面のように記譜すると自然な歌い方に近づきます。

また、母音脱落や二重母音などのテクニカルな記法も品質向上に有効です。詳細は関連FAQをご覧ください。

一通り楽譜を入力したら、一度音声を出力してみましょう。もし最初のテイクで上手くいかなかった箇所もリテイク(再生成)を行うことで改善されることがあります。通常のボーカルファイルと同じように各テイクをファイルごとに分け、気に入ったテイクを繋げることで、より完成度の高いトラックを作り上げることができます。

BGMや各種エフェクト(EQ、コンプレッサー、リバーブなど)と合わせると歌声の印象が大きく変わります。DAWで簡単にミックスを行い、全体のバランスを確認してみるのもおすすめです。

さらに込み入った調整・調声を行いたい場合は別途編集ツールをご利用ください。
ボーカル補正ソフト(DAW付属や市販のもの)を使えば、ピッチ・タイミング・フォルマントなどの細かな調整が可能です。これにより一般的なボーカル編集と同じような制作フローでプロフェッショナルな調整ができます。
・参考(5大ピッチ補正ソフトを徹底検証!)

その他にも「ボーカル編集」などと検索していただくと、ボーカル補正ソフトに関する多くのガイド・TIPSが入手することができます。

また、Windows版であれば、Sig様製作のNEUTRINO調整支援ツールというGUIを使うことで、よりダイレクトにNEUTRINOのピッチ・タイミングの調整が行えます。リアルタイムレンダリングにも対応しており、調声結果をすぐに確認できます。もしよろしければお試しください。

NEUTRINO調整支援ツール

適切に記載された楽譜であれば、BPM150~160の16分音符程度の速さでも歌唱することを確認しております。子音のみを発音させるように母音脱落を活用したり、二重母音を一つの音符にまとめるのが効果的です。

GUIを用いてタイミング情報を適宜調整するのも効果的です。
Windows版であれば、Sig様製作のNEUTRINO調整支援ツールというGUIを利用できます。タイミング推定が上手く行っていない箇所を修正したり、発音が間に合ってない部分の母音を短くしたりすることで解決する場合がございます。

NEUTRINO調整支援ツール