オケ・BGMに対してボーカルが浮いて聴こえます。
NEUTRINOで使用している音声データは防音室で収録された非常にドライな音声であるため、そのままオケと合わせると空間的な広さ不足し、ボーカルが浮いて聴こえることがあります。これを解消するためには、ボーカルとオケの空間的な一体感を作るエフェクト処理が必要です。
エフェクト処理の追加
ボーカルに適切なエフェクトを付けることで、音楽全体のまとまりが生まれます。以下のエフェクトを使って調整してください。
- EQ: ボーカルの音域を調整し、他の楽器と干渉しないようにします。例えば、ボーカルの低音を少しカットし、中高音域を強調することで、他の楽器と馴染みやすくなります。
- コンプレッサー: ボーカルのダイナミクス(音量差)を均一にし、オケの中でもバランスよく聞こえるようにします。
- リバーブ: 空間的な広がりを加え、オケの音場に溶け込ませます。リバーブの設定を適切に行うことで、ボーカルが浮くのを防ぎます。
- ディレイ: 時間差でエフェクトを加えることで、音に深みや広がりを持たせ、ボーカルが自然に馴染みます。
ボーカルミックスに関する参考資料
「ボーカル ミックス 手順」などで検索すると、ボーカルのミックス方法について詳細に解説したサイトが多数見つかります。これらのサイトでは、ボーカルの調整方法や使うべきエフェクトの種類を学ぶことができます。
また、以下のサイトもボーカル処理に関して役立つ情報を提供しています。
- ボーカル処理をまとめて行えるCubase Pro 13の新プラグイン“VocalChain”: ボーカル処理を簡単にまとめて行えるプラグインです。
- VocalSynth2: ボーカルの音作りに役立つソフトウェアです。
- ボーカル用VSTプラグインおすすめ21選: さまざまなボーカル処理用プラグインを紹介しています。
- Cubaseのボーカル編集と筆者流マスタリング: ボーカル編集におけるテクニックやマスタリングのコツが紹介されています。
これらを参考に、ボーカルとオケをうまく調和させるミックス作業を進めてみてください。