Linuxへのインストール手順

ローカルPC上のUbuntuにインストールする方法を説明します。
概要
現在配布中のオンライン版NEUTRINOはローカルPCのUbuntu上でも動作します。
この記事では、オンライン版をUbuntu環境にインストールする手順を簡潔にまとめています。
※GPUでの合成にはNVIDIA製のGPUが必要です。
※オンライン版の概要については別記事をご参照ください。
導入方法
- Ubuntu 20.04 LTS をインストール
- gcc をインストール
- nvidia-driverをインストール(最新版推奨)
- (必要であれば)CUDA Toolkitをインストール
NEUTRINO Diffusion v2.5以降:CUDA Toolkit12.3以降
NEUTRINO Diffusion v2.4以前:CUDA Toolkit 11.8を推奨 - (必要であれば)CUDA Toolkit に対応した cuDNN をインストール
- NEUTRINO(オンライン版)をダウンロードし展開
- chmodコマンドで実行権限を付与
- NEUTRINOフォルダに移動し Run.sh を実行
正常に動作していれば、output ディレクトリ内に sample1.wav が出力されます。
開発環境(検証用)
- OS: Ubuntu 20.04 LTS
- CPU: RYZEN 9600X
- GPU: RTX4090
- CUDA: 12.3
- g++: 10.1.0
- nvidia-driver: 510.54
備考
ibstdc++6 のバージョンが不足している場合、以下を参考に gcc を更新してください。
・gcc の9.0をインストール(Qiita)
https://qiita.com/tekito2/items/d7e6990f78eeebd19d36
追伸
本記事では、Ubuntu環境でのターミナル操作やドライバ・ライブラリのインストール作業を扱うため、Linuxの操作やパッケージ管理にある程度の技術知識を持っている方を前提としています。
事前にGoogle Colab版をセットアップし、ldd コマンドなどで依存関係を確認しておくと、ローカル環境へのインストールもスムーズに行えるかと思います。その他、導入に関してご不明点などございましたらご連絡ください。