NEUTRINO -NEURAL SINGING SYNTHESIZER – ver.0.5系アップデート
最新Versionのダウンロード
下記のリンクより最新版がダウンロードできます。
NEUTRINO 最新Version置き場
NEUTRINO 各Version置き場
※ダウンロード容量削減のため、同梱されている歌声ライブラリはめろう(Merrow)のみに制限しております。
ナクモ・No.7(SEVEN)・東北イタコ・東北ずん子・東北きりたん・謡子・JSUTをご利用の際は、別途歌声ライブラリフォルダよりダウンロード・解凍・コピーを行ってください。
オンライン版のセットアップ手順はこちらの記事をご覧ください。
Linuxでのセットアップ手順はこちらの記事をご覧ください。
より詳細な内容、テクニック、NEUTRINO用エディタの情報など、こちらに分かりやすくまとまっております。もしよろしければご覧ください。
・AI歌声合成ソフト「NEUTRINO」の使い方 2020秋
・AIシンガー調声アイデア NEUTRINOで使えるテクニック
・NEUTRINO用Editorが来た! マジ最強なので使い方解説する
Version.0.5系概要
主にv.1.0リリースに向けて品質の改善・機能面の向上を進めて行くバージョンとなります。
v.0.100~0.320は基本機能を順次実装していくαテスト版、v.0.400~v.0431は歌声ライブラリの数を増やしていくβテスト版という位置づけでしたが、v.0.5系はv.1.0及びGUIリリースに向けて改良・変更を行っていくバージョンになります。
Windows版の一部機能(GPUによる高速レンダリング)をご利用いただくには【NVIDIA製のGPU(3GB以上のGPUメモリを推奨)】が必要です。ご利用の前にNVIDIAのドライバーを最新のものへアップデートをしてください。
※参考:アップデート方法はこちら
PCゲーム・グラフィックス用途など普通のGPUとしても問題無くご利用いただけます。
オンライン版ではNEUTRINOの全機能をご利用いただけます。ウェブブラウザ上で動作が完結するため、 NVIDIA製のGPUも不要でスマートフォンからでも動作します。
オンライン版のセットアップ手順はこちらの記事をご覧ください。
備考
- NEUTRINO調声支援ツールについて
sig様製作のNEUTRINO調声支援ツールはタイミング・ピッチなどの編集が可能なツールですが、デフォルトの状態では「KIRITAN」「YOKO」「KIRITAN_FAST」以外の歌声ライブラリで利用することができません。
modelフォルダの名前を変更することでめろう・東北イタコなどの歌声ライブラリでも調整支援ツールを利用することが可能です。
具体的には、modelフォルダの”ITAKO”を”KIRITAN” or “YOKO” or “KIRITAN_FAST”に変更し、調整支援ツール側で”KIRITAN” or “YOKO” or “KIRITAN_FAST”を選択することで動作します。 是非お試しください。 - 入力可能な歌詞について(v.0.510~)
「未定義の歌詞、もしくは歌詞が入力されていない音符があります。該当の音符の歌詞をひらがな・カタカナに修正してください。」というエラーメッセージが表示された場合、音声の生成自体がストップされるようになりました。”musicXMLtoLabel”の実行ログに該当の音符の小節番号・歌詞が表示されておりますので、ひらがな、もしくはカタカナの歌詞に修正してください。「」のように何も表示されていない場合は空白の歌詞(歌詞が入力されていない)の音符がありますので、そちらも適宜歌詞を入力してください。
使用可能な文字については、ひらがな・音素一覧表をご覧ください。 - WORLDの新オプションについて(β版:v.0.510~)
ピッチ平滑化(SmoothPitch)、フォルマント平滑化(SmoothFormant)、息成分を強く(EnhanceBreathiness)するオプションを追加いたしました。ピッチやフォルマントを滑らかにしたり息成分を強めにしたりすることができ、それぞれ0~100[%]でエフェクトの強さを設定できます。
声に色々な変化を加えられる一方で、アタックが弱くなったりノイズが大きくなる場合がございます。
歌声ライブラリによって掛かり方も異なりますので、適宜調整してください。 - スタイルシフトオプションについて(v.0.320~)
「キー変更+ピッチ変更ガチャ」と呼ばれるテクニックを行う上級者向けのオプションになります。楽譜全体をNキー上げて打ち込み、ピッチ変更機能でNキー分下げるような処理を行います。
AIシンガー調声アイデア NEUTRINOで使えるテクニック
Run.batに”StyleShift”という項目が追加されていますので、-5~5ぐらいの値(整数)に設定してお試しください。例えば、”2″に設定すると2個上のキーの歌い方、”-2″にすると2個下のキーの歌い方になります。
得意な音域の歌い方にしたり、低いキーの落ち着いた歌い方を出すことができます。
“StyleShift=-1”, “StyleShift=0”, “StyleShift=1″のように三パターンを出力し、それぞれの良い部分をピックアップすることで複数Takeを録ったような流れにすることもできます。ぜひお試しください。 - NEUTRINO(GPU)について(v.0.300~)
複数枚のGPUでのレンダリングにも対応しており、複数枚の場合は最速で実時間の数十分の1の時間で合成が完了します。
基本設定はマルチGPU設定になっております。NEUTRINOのオプション(-m)をシングルGPU(-g)に変更することで搭載している中で最も処理能力の高いGPU1枚が自動選択されます。もし複数枚GPUでの処理が上手くいかない場合はこちらをお試しください。
NVIDIA製のGPUが見つからない場合、「CPUモードで実行します」というようなメッセージと共にCPUでの処理に自動で移行します。メッセージを表示したくない場合は、オプション(-m)を外してください。
オプション(-m)を外し、オプション(-c)を加えることで強制的にCPUモードで動作させることができます。 GPU関連で何らかの問題が発生した場合にお試しください。 - NSFについて(v.0.200~)
NSFを使わない場合は、Run.batのNSFの行をコメントアウト(”:”を先頭に付ける)してください。
複数のGPUが刺さっている場合は、NSF/Run.bat内の”set CURRENNT_CUDA_DEVICE=0″を変えることでGPUを選択できます。 お使いのGPUの番号に合わせて設定してください。
GPUのメモリ使用量は、楽譜中のフレーズの長さに依存します。 休符またはブレス記号で囲まれた区間が1フレーズで、1秒辺り100MBほど使用します。 例えば15秒のフレーズがあると1.5GBほど使用する計算となり、GPUメモリが2GBだと動作しない可能性がありますのでご注意ください。Version.0.500においては、息成分が多い歌声ライブラリ(めろう・ナクモ・東北ずん子・JSUT)とNSF版の相性はあまり良くありません。上記ライブラリに関してはWORLD版の利用を推奨しております。
Version.0.540でNSFが新バージョンとなりました。
特に息成分の表現力が向上し、どの歌声ライブラリでも安定した音声を出力することができるようになりました。
macOS版のGPUサポートについて
macOS版のGPUサポートは現在保留中です。Mac M1チップなど新世代のCPU・GPUへの過渡期であることもあり、しばらく様子をみております。
オンライン版で全機能を動かすことができますので、もしよろしければそちらをご利用ください。
Version.0.551アップデート内容(2022/03/25)
- NEUTRINOの一部処理を変更しました。
- エンジンの推定精度を改善いたしました。
- MacOSにおいてNSFが正常に動作しない場合がある不具合を修正いたしました。(2022/3/30)
Version.0.540アップデート内容(2022/02/22)
- Windows版・Online版をbeta版から通常版に変更(※内容に変更はございません。)
Version.0.540βアップデート内容(2022/02/10)
- NSFを新バージョンに変更いたしました。
- NSFがCPU / GPUで合成可能になりました。
- NSFがWindows / MacOS / Online版でご利用いただけるようになりました。
- ※上記に伴いVersion.0.530以前のNSFモデルとの互換性は無くなりました。v0.530以前のNSFモデルをご利用になる際は本体バージョンがv.0.510の物をご利用ください。
- MacOS(Apple Silicon)においてNSFが正常に動作しない場合がある不具合を修正いたしました。(2022/2/18)
Version.0.510アップデート内容(2021/11/15)
- 一部のエラーメッセージを日本語・英語の両言語で表示するように変更いたしました。
- 未定義の歌詞・歌詞が入力されていない音符がある場合に音声の生成を停止するように変更いたしました。
- WORLDの平滑化オプション(β版)について細かい調整が可能になりました。
- MacOS版について不具合を修正しました。(2021/11/19)
Version.0.500βアップデート内容(2021/10/01)
- 歌声ライブラリのモデルを新しい方式に変更しました。
- 各種モデルのアップデートを行いました。(全ての歌声ライブラリ)
- 各種ノイズを緩和しました。
- 実行時にNEUTRINO本体のバージョン、歌声ライブラリのバージョンを表示するようにいたしました。
- WORLDに平滑化オプション(β版)などを追加いたしました。
- ※上記に伴いVersion.0.431以前のモデルとの互換性は無くなりました。v0.431以前のモデルをご利用になる際は本体バージョンがv.0.431の物をご利用ください。
FANBOX
PIXIV FANBOXにて日頃の製作の進捗などを投稿しております。
いただいた支援金は、活動費・機器購入費・収録関連費に充てさせていただきます。
もしよろしければこちらからご支援よろしくお願いいたします。
追伸
不具合・バグをご報告いただきました方々に感謝いたします。
引き続きご支援、ご助力頂けますよう心よりお願い申し上げます。